重度訪問介護ヘルパーの、悩み相談に乗ってみた。

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こんにちは。ブログがお久しぶりになってしまいました。悠祐です。

最近Twitterで重度訪問介護の仕事をしている方から立て続けに相談を受けました。

内容はこんな感じです。

・相談相手がいない。

・重度訪問介護ヘルパー特有の悩みがある。

これについて書いていきます。(相談者さんには個別にお答えしています。)

この記事を書いている僕は重度訪問介護の仕事を始めて5年目で、今は管理者として利用者さん、職員含めたチームと向き合っています。

重度訪問介護は悩みが起きやすい環境な理由

①長時間・長期間のケアはお互いの良し悪しが見えてしまう。

 重度訪問介護サービスを利用している方は基本的にサービス提供時間が長いです。

日勤帯8時間、夜勤だと12時間のサービス提供がベースになっています。24時間他人介護が確立されている方だと、もっと長い訪問になることも。

重度訪問介護はサービスの幅が広く、身体介護から家事援助、外出支援などがありますが、難病や障害の特性上、体に痛みや麻痺がある方の介助はお互いに大変。動けない、自分でできないというフラストレーションのある利用者さんの中には、ヘルパーの手技で痛みや苦痛が生じ思わず大きな声や強い口調になってしまう人もいます。そうなるのもわかります。

ですが仕方ないこととは言え、一生懸命ケアを行っているときに大声で叱られると萎縮してしまい緊張でさらに動けなくなってしまいますよね。僕も同じような経験をしています。

 友達間でもそうだと思うのですが長時間一緒に良すぎると良いところも悪いところも見えてくる。それがお互いをよく知らない利用者さんとヘルパーなら尚更です。

だから3ヶ月くらいで関係がほつれ始めることが多いですね。

②研修時間が短すぎる。

 重度訪問介護に割かれる研修時間が短すぎる、というのは僕の周りのヘルパーさんの間でも話題になります。長時間の同行研修はそれだけ人件費がかかり、事業所の負担が大きくなります。さらに現場ではスーパーヘルパーと呼ばれる人でも“教える立場”を上手くできるかとはわかりません。

基本的に利用者さんの意思を最優先し、文字盤の読み取り方やクッションの入れ方など細かく教えるのですが、何せ長時間の生活。1日だけで全て完璧に覚えるなんていうのはきっとハーバード大学の学生でも難しいと思います。重度訪問介護を使っている多くの利用者さんは難病や重度の障害者。複雑な手技だけでなく、その方の家のルールやものの位置、イレギュラー対応も加わると、とても1、2回の同行研修で1人立ちというのは厳しい状況です。

③慢性的な人手不足で『我慢』が生まれやすい。

 介護業界は慢性的な人材不足。訪問介護業界は尚更だし、重度訪問介護となると正直ヘルパーは「取り合い」です。

そんな中、ヘルパーに来てもらわないと生活していくことが難しい利用者さんは少しずつ「我慢」をしてしまいます。

さらにヘルパーも代わりがいないからと頑張って少しずつ「我慢」をすることが増えます。

その我慢が、いつまで続くか。

不安や無理、我慢というものはそうそう長くは続きません。どちらかが倒れるか、潰れるか。我慢は放置してはいけない時限爆弾だと思ってください。いつか爆発します。

周りに相談相手がいなくなってしまう理由。

①サ責が現場を把握できていないことが多い(長時間故)

 長時間のケアが多いことで、ヘルパーさんに現場を任せきりでサ責が現場を把握できていないこともよくあります。サ責も仕事が忙しくてなかなか現場に行けない人もいます。

そうなると、ヘルパーの悩みや不安を正しく聞き取れなくなってしまうのは、目に見えていますよね。共通言語で話せない感覚に似ています。

現場を把握できていない人には、現場の悩みは通じないと思ってください。

②障害者に対する性善説で、障害者に悪い人はいないという風潮がある。

 障害を持った人は、みんないい人で困っていて、こちらは仕事でケアをする立場だから。と悩み相談を突っぱねられたという事例がありました。

僕からしてみたらそんなの綺麗事すぎます。

所詮人間。障害のあるなしにかかわらず性格がひんまがった人っているんですよね。わざとヘルパーに意地悪をしてくる人に当たったことがありますが、訪問時間は地獄でした。

ヘルパーにも人権はあるし、相性もあります。

もし利用者の悪態について相談を受けたら、変なフィルターをかけずに話を聞いてくれるサ責が増えるといいですね。

 相談の傾向と考えた解決策3つ。

①コミュニケーションが鍵になっている。

 今回直近で4名から相談を受けました。その根本的な解決策の鍵はサ責や利用者と、もう少しコミュニケーションを取ることだと思いました。サ責には、現場を知ってもらうことから始めましょう。

利用者とは、丁寧なコミュニケーションをとり、その方の「許容範囲」と「絶対NG」項目を知りましょう。

そして、それができなければ相性が悪かったと切り替えてもいいと思います。

何度も言いますが「人間関係」なので。

②解決策

 ・サ責が現場に入る時間を少しでも取る。

 →利用者の人となりや訪問スケジュールなど、相談の際に「共通言語」を増やすことで、これまでより円滑なコミュニケーションが取れると思います。

 ・ケアの振り返り時間を訪問中に作る。

 →どこが痛かったか、何か不快なことはなかったか、どうして欲しいか。など、ケアの最中に言えなかったことや気付けなかったことを、おさらいすることで、相互理解が少しずつ深まっていきます。

 ・自分のストレスポイントを知る。

 →自分がどんな時にイライラして、モヤモヤして、悩みが生まれるのか。相手との相性を見極めるには、自分のことをもっとよく知ると良いです。ちなみに僕は自己覚知をしたことで、利用者さんとの関係を築くコツをつかみました。

最後に

今回はTwitterのDMや質問箱から相談をいただきました。もし今悩んでいる方は僕の質問箱に相談をくれても良いです。いくらでも聞きます。

いいケア、ってなんでしょうね。僕にも答えはわかりませんが、何か言うとしたら

ケアする側、される側がストレスなく過ごせる時間を共有すること。でしょうか。

あなたの悩みが解決しますように。

ゆうすけ

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