トランスジェンダーの就労相談に乗って、自分で起業すると決めたお話。

LGBT

こんにちは、ゆうすけです。

訪問介護事業所を設立して2週間が経ちました。毎日充実しております(時間が足りない…。)

今回は僕が訪問介護事業を起こした理由はいくつかあるのですが、そのうちの一つが《トランスジェンダーの就労問題を解決したいから》でした。
今回はそのことについて書いていこうと思います。

トランスジェンダー当事者がぶち当たる《就労問題》

2011年にStartline. netを立ち上げてから、いろいろな相談を受けてきました。
中でも多いのがトランスジェンダーの方の就職・転職についての相談です。

トランスジェンダーといっても
・治療をして戸籍変更を終えている人
・未治療でこれから治療を開始したい人
・病気や金銭面の関係で治療ができない状態の人
・そもそも治療を望んでいない人
など、その置かれている状況や環境は人それぞれで、すべての人に当てはまる答えはありません。
そのため、一人ひとりの話を聞いて一緒に解決策を考えてきました。

就活・転職相談で実際に当事者が抱えていた悩みをいくつか挙げてみると、
・治療の過程で絶対にカミングアウトを要されるタイミングが来てしまう。
・ホルモン注射の副作用による体調の心配がある。
・手術に伴う休暇をもらえるのか。
・制服やスーツ、トイレなど性別で分けられるものがある。
・書類や保険証の関係で事情を説明しなければならない。
というもの。僕も当事者なので、気持ちはよくわかるし同じような壁にぶつかったこともありました。

相談後に面接を受けた方はその後、採用になってからその会社の方から「そのような方を初めて採用する。ホルモン治療している人には、なにに配慮したらいいのか聞かせて欲しい」と言われ、僕も一緒に会社に出向きホルモン治療や今後の治療についてお話をしました。社長さんや役員の方はとても良い方で、その会社の従業員は全員男性という中で、相談者さんの熱意が伝わっての採用。僕も一緒にめちゃめちゃ喜びました。

反対に、面接中にカミングアウトをしたら「うちでは働けないと思う」と面接を中断されたり、働いている会社にカミングアウトをしたら「みんなが混乱するから治療するなら辞めて欲しい」と言われたと相談に来た方もいて、環境によって様々だと思いました。

企業に働きかける取り組みもある

最近では、企業に対して講演をしたり、LGBTフレンドリーな会社を集めた就職説明会も開かれています。
僕も参加したことがありますが多くは大企業で、大卒資格のある方のみの採用。
僕のように大学にすら行っていない当事者には厳しい状況でした。

この時、僕は「企業に働きかけるだけでなく、自分たちで働ける場所を作りたい」と思ったのです。
起業をするなら迷わず介護業界でした。大変と言われる仕事ですが、僕は介護の仕事が好きで誇りを持っていますし、楽しい仕事だと思っています。

今は、制服もスーツもない手術のための休みも取りやすく書類や名前の使用にも配慮した事業所を作っています。
Startline. netに相談に来てくれた当事者の方にも「介護どうですか?」とオススメし、実際に数名の方が介護の仕事を選んでくれました。
継続率は100%で、今も皆さん楽しそうに働いておられます。

まとめ

今はまだ多くの人を採用できる体力のある事業所ではないですが、
いつか皆さんと楽しくお仕事できるようになればいいなと思っています。

頑張ります。

おしまい。

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